バリ得こだまはなぜ安い？メリットとデメリットを旅行のプロが徹底解説

「バリ得こだま」は、日本旅行のお得な新幹線の料金です。

安いからと言って、その裏にはどんなメリットやデメリットがあるのでしょうか？

本文では旅行のプロが徹底解説し、バリ得こだまの魅力や購入する際の注意点をご紹介しますので、よかったら参考になさってください。

バリ得こだまはなぜ安い？メリットとデメリットを旅行のプロが徹底解説

「バリ得こだま」は、山陽新幹線を格安で利用できるお得なチケットです。

具体的な例を挙げると、新大阪から博多までの片道料金は通常料金が15,400円に対して、「バリ得こだま」ではわずか6,900円と、通常料金の半額くらいの差があります。

どうして安いかというと、5つの条件があるからです。

条件①：「こだま」しか利用できない

バリ得こだまはその名の通り新幹線「こだま」の料金が格安になります！

バリ得プランの中には区間ごとに異なりますが、『ひかり』、『さくら』、『つばめ』に同じように安く乗れるプランもあります。

そのため移動時間が長くなってしまうというデメリットがあります。

なお、バリ得こだまは、以前は年末年始の利用ができませんでしたが、現在は料金が片道1,000円ほど高くなりますが、日程に関わらず利用することができます。

条件②：乗降できる駅が決まっている

「バリ得こだま・ひかり」は山陽新幹線の新大阪駅から、四国、中国、鹿児島中央駅の間で設定されています。

東京や名古屋、北陸などは残念ながら対象外となっています。

もし日帰り旅行ということであれば、新幹線の往復切符と特典がついて「日帰り旅行プラン」もおすすめです。

条件③：途中下車ができない

こだまは各駅停車のため、途中下車して観光もしてみたいと思う方もいるかもしれませんが、距離や区間に関係なく途中下車をすることができなくなっています。

もし、途中下車した場合は、その時点で切符は無効となってしまいます。

条件④：予約の変更ができない

バリ得こだまで購入した切符は、予約の変更ができません。

そのため、計画を立ててから購入するのがおすすめです。

条件⑤：指定列車に乗り遅れた場合、後続の自由席にも乗車できない

新幹線に乗り遅れた場合に、通常の切符であれば、後続の自由席なら乗車することが可能ですが、「バリ得こだま」は、後続の自由席にも乗車することができません。

『バリ得こだま』で乗り遅れた場合、改札前であれば改札口で切符がはじかれてしまいます。

また運よく改札内に入っている場合、自由席だからバレないのではという意見もありますが、車内改札に当たってしまうと当然バレてしまうリスクがあります。

「バリ得こだま」の5つのメリット

条件はあるものの、前日16時までに予定が決まっているのであれば「バリ得こだま」はかなりお得です。

ポイント①：安い！

のぞみと比較すると移動時間はかかってしまいますが、その分47～38%ほど安く購入できます。

旅行先での食事代やお土産代が浮いちゃうくらいお得です！

ポイント②：プラス1,000円でグリーン車に乗れる

バリ得こだまは、グリーン車も指定することができます。

プラス1,000円ほどなので、ゆったりとした座席でのんびりしたい人にもおすすめです。

ポイント③：前日までオンラインで予約ができる

以前は5日前などと制限がありましたが、現在は前日16時まで予約をすることができます。

直前に決まった旅行や出張にも使えるので便利です。

ポイント④：座席指定ができる

バリ得こだまは、座席表を見ながら座席指定をすることができます。

ポイント⑤：ポチっとギフトがもらえる

バリ得こだまを予約すると、九州のセブンイレブンの対象店舗で、お茶やお菓子などプレゼントがもらえる特典があります。

「バリ得こだま」の購入方法

バリ得こだまは、オンラインで購入ができます。

なお、クレジットカードでの支払いとなりますのでご注意ください。

なお、切符の受け取りは、受取可能な駅の指定席券売機で発券ができます。

この記事のまとめ

この記事では、バリ得こだまの安い理由についてご紹介しました。

バリ得こだまには条件があるものの、前日16時まで予約ができたり、座席指定もできたりととてもお得な切符となっています。

こだまで新大阪から博多まで移動した場合、4時間19分。

のぞみで移動すると約2時間30分なので、のんびり旅にはなりますが、時間に余裕があるという方であれば、半額以下で購入できるようになります。

コスパ重視で移動したいという方は、ぜひ一度利用してみてくださいね。